北尾トロ.阿曽山大噴火.両氏の著作を読んだり聴いたりして、大阪地裁にて念願だった裁判傍聴に行って来ました。ここはネットなので個々の事件には触れません、簡単にググれちゃいますもんね。被害者にとっては傷であり、罪を認めた被告には恥でもあるので。なので、ざっと裁判傍聴をするコツ。
1.時間は
平日の9時45分くらいから12〜13時の休憩を挟んで17時前までやってます。イチから見ようと思えば9時30分くらいにつけばいい。
2.入り口は
「傍聴希望者はここから」なんて丁寧な誘導はありません。警備の人が沢山いて最初は敷居が高いですが、普通にどこからでも入れます。あえていうなら北口がいちばん入りやすいです。
3.服装は
ほとんど制限はありません、あの阿曽山さんでも入れるのですから(笑)ただし、帽子は脱いで下さい。
4.予定表は
中央ホールに今日はどんな裁判がやっているか、三種類4個のバインダーが置いています。黄色が民事、薄緑が高裁、青が刑事です。やはり刑事の裁判が人気が高く同じのが2冊あります。
5.どんな裁判をみるか
そのバインダーの中には被告の名前、どんな事件、そして初公判(新件)なのか途中(審議)なのか判決なのかを書いています。ただ「人を轢いた上に、長い距離ひきずり、結果人を死に至らしめた事件」なんて具体的には書いてません。あたりまえですが。そこには「道交法違反.殺人」とそっけなく書いているだけです。ですから法廷に入ってビックリなんて事もありました。そこで、あまり大きな声では言えませんが被告の名を携帯で検索にかけてみて、運良く!?ヒットしたら有名な事案ですね。もちろん法廷内では携帯の電源は切りましょう。静かな場所なのでバイブでも気になってしまいます。
6.具体的には?
北尾さんや阿曽山さんの本には「新件を見るべき」とありますが、新件は確かに事件を1から説明してくれます、が冒頭手続きだけで終わってしまう事もままあります。やはり裁判の華!?は被告人質問や証人質問。これは「審議」の回によくあります。単純な窃盗くらいなら審議の回でも充分事件の概要はつかめてきます。時間が20分の裁判より40分以上取っている方がこのような被告本人の生の声を聞ける機会が多いですね。
.ひとくちに窃盗と言っても組織的な犯罪集団から万引き.下着ドロまで様々。これは見て回るしかないですが、窃盗にはハズレが少ないです。詐欺も様々ですが被告が「あまり悪い事したつもりはない」という空気があるのがこの詐欺ですね。わいせつ図画販売は裏DVD販売がほとんどでこれも事件そのものは面白くない、しかし「自宅兼製造所で『女子校生のおっぱい』等のDVDを押収」なんてお固い検察官の口からタイトル聞くのがこの件の醍醐味か(笑)。意外と見てしまうのが自動車運転に関わる裁判。北尾氏も書いていましたが、交通事故は被告も相手を傷付けてやろうという意図がなく不注意か不作為で巻き込まれた普通の人ゆえに身につまされます。それと「殺人」はほとんど無いですね。
7.法廷にも格がある
法廷は1階から10階まで。マンションと同じく102なら1階 804なら8階です。その中でも2階の法廷は良くテレビで見る大きな法廷。ウィンブルドンでいうところの「センターコート」(Courtにかけてみた)です。2階で行う裁判はやはり「大物」の裁判が多いですね。その次が1階と10階。裁判員用のスペースもあります。でもやっぱり面白いのは4階や6階の小さな法廷。椅子だって大法廷は映画館みたいですが、小法廷は被告人の待つベンチと同じモノです。人数も20人ちょっと入れば一杯。いわばその人数しか、その裁判を見れないってことです。でも滅多に満員にはなりませんね。開廷していればドアの上に「開廷中」のランプがともっています。でもドア開けて満員で入れない可能性もありますので、ドアの真ん中に小窓がありますので、そこから様子をうかがう事ができます。ただし、小法廷の小窓は古くて開ける度に音がキューキュー鳴って、中にいると意外と気になります。ただ古いが故に小窓の上に微妙なすき間があるので、開けずにそこから見ても大体の様子はわかります。
8.持ちもの検査は?
基本的にはありません。ただし稀に金属探知機の検査やカバンの中身検査を法廷の前でやっていることがあります。
9.法廷内では
静かに聴く、これだけです。他の事はしたくても出来る雰囲気ではありません。ただしメモはOKです。そして一度だけ遭遇しましたが居眠りすると裁判長から退廷命令が出ます。これはカッコ悪すぎますので眠い時は傍聴しないほうが賢明です。眠くなったら地下の売店か自販機へ。缶コーヒーやオロCが80円で売っていますから。
最後に
裁判傍聴は国民に開かれた「権利」です。しかし、悲惨な事故.事件の当事者や親族などの関係者も法廷内にはいます。興味本位のヤジ馬で、全然結構なんですが、やはり当事者を刺激しない大人しい振る舞いを心がけて下さい...と自分に言い聞かせております。

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